年下男子は恋愛対象になりますか?
「今日はありがとうございます。由夏さんも美樹さんも、ゆっくりしていって下さいね」

いつものような笑顔を浮かべながら、テーブルの上にサラダと取り皿を置く隼人君。

美樹にからかわれると分かっていても、ずっと目で追ってしまう。

「由夏ー、大好きな隼人君が来てくれて良かったね?私お邪魔みたいだし席外そうか?」

そんな私を見ていたのか早速からかわれた。
さっき言わないでってお願いした時、分かってるって言ってたのに。

「美樹さんにそんな風に言ってくれてたなんて嬉しいです」

仕事モードなのか隼人君の表情は特に変わらなくて、私だけ1人で赤くなっている。顔に出さないようにしたいのにやっぱり難しい。

「ここ最近は惚気話ばっかり聞かされてるんだよ?あ、そうそう。月曜の帰りキスしたかったみたいだから、今度沢山してあげてねー?」

「ちょ、美樹!?」

まさかの爆弾発言に隼人君の顔を見れなくなった。

「隼人君に会えたしやっぱり佑介に電話してくるわ。じゃあ、ごゆっくりー」

美樹はニヤニヤしながらスマホを手に取り、そそくさと半個室から出て行く。このタイミングで2人きりにするなんて酷い。

「由夏さん、俺のバイトが終わってから会えますか?」

「…………会えるけど」

恥ずかしすぎて顔を見ないで答えた。
きっと隼人君は笑ってるんだろうな。

「じゃあ俺の家で待ってて下さい。それと、さっきオーダー取りに来た奴に彼女だって教えてもいいですか?」
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