年下男子は恋愛対象になりますか?
通い慣れた道を車で走る。
赤信号の時に助手席を盗み見してみると、いつもより落ち着かない様子の隼人君。少し前に買った、プリンが入っている箱を大事そうに抱えていた。
「緊張してる?」
「……カッコつけて全然大丈夫ですって言いましたけど、彼女の親に初めて会うんですから緊張しますよ」
夏に来てくれた時もソワソワしてたもんね。
でも1番緊張してるのは私だと思う。
母親に言われていた通り、インターフォンを押してから玄関のドアを開ける。奥から聞こえてきたスリッパの足音。
「いらっしゃい。ゆっくりしていってね」
なっ……
出迎えてくれたのは、よそ行きの服を着てメイクばっちりの母親だった。どちら様ですかって言いたくなるような笑顔。
午後ならいいって言ってたのは、準備を完璧にするためだったからなのかも。もー、忘れ物取りに行くだけって伝えてたのに。
「初めまして!吉澤隼人と申します。これ、良かったら皆さんで食べて下さい」
私が紹介しようと思っていたら隼人君に先を越された。深々とお辞儀をしたあと、箱を母親に渡している。
「あら、手ぶらで良かったのに。気を遣わせちゃってごめんなさいね。あとで皆で食べましょう」
皆でって、もしかして一緒に食べようと思ってるってこと!?
「ライブの時間に間に合わなくなるから食べないよ。隼人君行こ」
背中を押して階段を上るよう促す。
母親は残念そうにお茶を取りに来なさいと言っていて、隼人君は失礼しますと頭を下げていた。
「ここが私の部屋だよ。隼人君の部屋よりごちゃごちゃしてるけど気にしないでね」
「お邪魔します」
隼人君の表情はさっきより柔らかくなっていたけど、緊張はまだ解けていないようだった。
赤信号の時に助手席を盗み見してみると、いつもより落ち着かない様子の隼人君。少し前に買った、プリンが入っている箱を大事そうに抱えていた。
「緊張してる?」
「……カッコつけて全然大丈夫ですって言いましたけど、彼女の親に初めて会うんですから緊張しますよ」
夏に来てくれた時もソワソワしてたもんね。
でも1番緊張してるのは私だと思う。
母親に言われていた通り、インターフォンを押してから玄関のドアを開ける。奥から聞こえてきたスリッパの足音。
「いらっしゃい。ゆっくりしていってね」
なっ……
出迎えてくれたのは、よそ行きの服を着てメイクばっちりの母親だった。どちら様ですかって言いたくなるような笑顔。
午後ならいいって言ってたのは、準備を完璧にするためだったからなのかも。もー、忘れ物取りに行くだけって伝えてたのに。
「初めまして!吉澤隼人と申します。これ、良かったら皆さんで食べて下さい」
私が紹介しようと思っていたら隼人君に先を越された。深々とお辞儀をしたあと、箱を母親に渡している。
「あら、手ぶらで良かったのに。気を遣わせちゃってごめんなさいね。あとで皆で食べましょう」
皆でって、もしかして一緒に食べようと思ってるってこと!?
「ライブの時間に間に合わなくなるから食べないよ。隼人君行こ」
背中を押して階段を上るよう促す。
母親は残念そうにお茶を取りに来なさいと言っていて、隼人君は失礼しますと頭を下げていた。
「ここが私の部屋だよ。隼人君の部屋よりごちゃごちゃしてるけど気にしないでね」
「お邪魔します」
隼人君の表情はさっきより柔らかくなっていたけど、緊張はまだ解けていないようだった。