年下男子は恋愛対象になりますか?
豆電気の明かりで薄暗い部屋。
たまに車が通る音が聞こえるぐらいで、それ以外はずっと静かなまま。
私は今、隼人君の家のソファーで横になっていた。帰ろうかと考えていたことがバレて、最終的に隼人君が折れてくれたのだった。
おやすみって言ってから結構経つし、隼人君はもう寝たかな。寝てる……よね?
ベッドの方を見てみても起きてる感じはしなかったから、上着と鞄を持ってキッチンへと向かった。ゆっくりと音を立てないように慎重に。
冷蔵庫から水を取り出し、次に向かったのは洗面所。ここなら明るくしても問題ないはず。
これ、どうするべきなんだろ。
スマホを取り出そうした時に目についた指輪ケース。手のひらに乗せて眺める。そして、右手の薬指にはめてみた。
左手じゃなく右手にしたのは、買ってくれた時に、こっちにしようって決めたから。
その日のことは今でもハッキリと覚えてる。
11月の第2土曜日だった。テーマパークやクリスマスの約束をした日。
隼人君が疲れた顔をしてバイトから帰ってきて、私一人でコンビニに行ったら怒られて、そのあと土下座された日でもある。
きっと、この日からあの子が来るようになったんだよね。とっても厄介な子なのは分かる。何してくるか分からないし、私の為っていうのも今なら分かるんだけど。
「由夏さん?大丈夫ですか?開けますよ」
突然聞こえた隼人君の声。
心臓が飛び出そうになって、すぐに返事が出来ずにいた。
え。嘘、取れない。
お願いだから待って……!
ドアが開くのと同時に両手を後ろに隠す。
明らかに不自然だけど、こうするしかなくて。
「隼人君どうしたの?ごめん、もしかして起こしちゃった?」
「いえ、ずっと起きてました。戻って来ないので気持ち悪くなったのかと思ったんですけど……」
「そうなんだ。ごめんね?喉渇いちゃったから、スマホいじりながら水飲んでたの」
隼人君の視線が、洗濯機の上から私の手へと移動する。スマホも水もそこに置いたままだった。
たまに車が通る音が聞こえるぐらいで、それ以外はずっと静かなまま。
私は今、隼人君の家のソファーで横になっていた。帰ろうかと考えていたことがバレて、最終的に隼人君が折れてくれたのだった。
おやすみって言ってから結構経つし、隼人君はもう寝たかな。寝てる……よね?
ベッドの方を見てみても起きてる感じはしなかったから、上着と鞄を持ってキッチンへと向かった。ゆっくりと音を立てないように慎重に。
冷蔵庫から水を取り出し、次に向かったのは洗面所。ここなら明るくしても問題ないはず。
これ、どうするべきなんだろ。
スマホを取り出そうした時に目についた指輪ケース。手のひらに乗せて眺める。そして、右手の薬指にはめてみた。
左手じゃなく右手にしたのは、買ってくれた時に、こっちにしようって決めたから。
その日のことは今でもハッキリと覚えてる。
11月の第2土曜日だった。テーマパークやクリスマスの約束をした日。
隼人君が疲れた顔をしてバイトから帰ってきて、私一人でコンビニに行ったら怒られて、そのあと土下座された日でもある。
きっと、この日からあの子が来るようになったんだよね。とっても厄介な子なのは分かる。何してくるか分からないし、私の為っていうのも今なら分かるんだけど。
「由夏さん?大丈夫ですか?開けますよ」
突然聞こえた隼人君の声。
心臓が飛び出そうになって、すぐに返事が出来ずにいた。
え。嘘、取れない。
お願いだから待って……!
ドアが開くのと同時に両手を後ろに隠す。
明らかに不自然だけど、こうするしかなくて。
「隼人君どうしたの?ごめん、もしかして起こしちゃった?」
「いえ、ずっと起きてました。戻って来ないので気持ち悪くなったのかと思ったんですけど……」
「そうなんだ。ごめんね?喉渇いちゃったから、スマホいじりながら水飲んでたの」
隼人君の視線が、洗濯機の上から私の手へと移動する。スマホも水もそこに置いたままだった。