年下男子は恋愛対象になりますか?
「……そこって今日成人式のイベントやってるんじゃなかったっけ?急に行って入れるのかな?」

「貸切じゃないだろうし入れるでしょ。問題はそこじゃなくて、どうする?嫌なら無理することないよ」

成人式が始まったのか、隼人君からの連絡は来なくなっていた。スマホ画面をぼんやり眺める。晴香と彩はあのことを知らない。

行きたいか行きたくないかって言われたら、行きたくない気持ちが強い。でも、テーマパークに縁があるのは確かで、この機会に行って来いってことなのかも。

隼人君とじゃないし、このメンバーなら楽しめるよね。それと、隼人君がモテてるんじゃないかって心配している私の気も紛れる気がする。

「せっかくだし行こ。私は大丈夫だから」

「そう?ま、嫌な記憶を上書きするいい機会かもね」

行くと返事をすると、集合時間が早くなった。
食べかけのお菓子を片付けて出る準備をする。

隼人君には正直に、これからテーマパークに行ってくると伝えた。このメッセージ読んだら驚くかな。

晴香と彩と近くの駅で合流して、目的地を目指す。最寄り駅は相変わらず人が多かった。こんな中途半端な時間からでも行く人が多いんだ。

胸がザワザワする。でも、このメンバーなら大丈夫のはず。

足りない分のチケットを無事購入出来て、4人で中に入る。隼人君と来た時の記憶が蘇るけど、心配していたらよりも全然平気だった。

少し迷ったのち、皆と撮った写真を隼人君に送る。成人式が終わったのか「楽しんできてくださいね」とメッセージが送られてきた。

隼人君がどう思ってるのかは分からない。
でも、嫌味や当てつけだと思われなければいいな。
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