砂浜に描いたうたかたの夢
「シュッとしててかっこいい〜。消波ブロックも骨みたいで珍しいね!」
「う、うん……」
顔を合わせると、なぜか口を押さえて目を逸らされた。肩は小刻みに震えており、手で覆われた口元からはふふふと笑い声が漏れている。
「えっ……私、何か変なこと言った?」
「いや。骨って言うとは思わなくて……」
「ええっ⁉ 私は骨に見えるけど……見えない?」
「俺はダンベルに見える」
再度目を凝らす。
ジョニーのおもちゃと形が似てたから、それに引っ張られちゃったのかも。
奥側の先端に向かい、灯台をメインに海岸の写真を数枚撮影。
今日の分のネタを収穫し終えて一安心した私は、その場に腰を下ろした。
「ありがとう。これで今日も安心して描ける」
「えっ、明日の分じゃないの?」
「明日は最終日だから、ちょっと違った物を描きたくって」
帰省期間は7泊8日。月曜日に来たので、こっちに泊まるのは明日の日曜日で最後。あっという間だったな。
「う、うん……」
顔を合わせると、なぜか口を押さえて目を逸らされた。肩は小刻みに震えており、手で覆われた口元からはふふふと笑い声が漏れている。
「えっ……私、何か変なこと言った?」
「いや。骨って言うとは思わなくて……」
「ええっ⁉ 私は骨に見えるけど……見えない?」
「俺はダンベルに見える」
再度目を凝らす。
ジョニーのおもちゃと形が似てたから、それに引っ張られちゃったのかも。
奥側の先端に向かい、灯台をメインに海岸の写真を数枚撮影。
今日の分のネタを収穫し終えて一安心した私は、その場に腰を下ろした。
「ありがとう。これで今日も安心して描ける」
「えっ、明日の分じゃないの?」
「明日は最終日だから、ちょっと違った物を描きたくって」
帰省期間は7泊8日。月曜日に来たので、こっちに泊まるのは明日の日曜日で最後。あっという間だったな。