砂浜に描いたうたかたの夢
「そっか……。じゃあ帰るのは明後日?」
「うん。午前中で掃除して、お昼に帰る予定なんだ」
凪くんと出会った日から今日までを振り返る。
スケッチさせてもらったり、悩みを聞いてもらったり、2人でおでかけしたり。短期間だったけど、すごく幸せだった。
明日はとことん楽しんで、凪くんとの思い出を心に刻みつけるぞ。
「一花ちゃん」
「ん?」
「急で悪いんだけど……明日、午前中に出てこれない?」
意気込んだタイミングで、突然集合時間の変更をお願いされた。
「マジごめん。宿題もあるのに、急だよね」
「大丈夫! 宿題は午後に回せばいいんだし! 何か用事思い出した?」
「うん。実は……」
申し訳なさそうな表情で話し始めた。
今朝、ご飯を食べながらニュース番組を観ていたという凪くん。
明日の天気を確認したら、昼から天気が荒れる恐れがあると言われ、戸惑ったらしい。
「元々日曜日は雨が降る予報だったけど、降水確率30%だったから大丈夫だろうと思ってた。でも、雷を伴う雨って言われて、少し気になって」
「うん。午前中で掃除して、お昼に帰る予定なんだ」
凪くんと出会った日から今日までを振り返る。
スケッチさせてもらったり、悩みを聞いてもらったり、2人でおでかけしたり。短期間だったけど、すごく幸せだった。
明日はとことん楽しんで、凪くんとの思い出を心に刻みつけるぞ。
「一花ちゃん」
「ん?」
「急で悪いんだけど……明日、午前中に出てこれない?」
意気込んだタイミングで、突然集合時間の変更をお願いされた。
「マジごめん。宿題もあるのに、急だよね」
「大丈夫! 宿題は午後に回せばいいんだし! 何か用事思い出した?」
「うん。実は……」
申し訳なさそうな表情で話し始めた。
今朝、ご飯を食べながらニュース番組を観ていたという凪くん。
明日の天気を確認したら、昼から天気が荒れる恐れがあると言われ、戸惑ったらしい。
「元々日曜日は雨が降る予報だったけど、降水確率30%だったから大丈夫だろうと思ってた。でも、雷を伴う雨って言われて、少し気になって」