絶対的恋愛境界線〜当て馬だってハピエン希望です!〜

「ねぇ信久。私が笹原さんにフラれちゃった時に、いろいろやりたいことがあったって言ったの覚えてる?」
「うん、だから『笹原さんに限定しないで、次に付き合う人とやりたいことのリスト入れればいい』って言った」

 徳香は信久に向かってにっこりと微笑む。

「私ね、信久とやりたいこと、行きたいところがたくさんあるの。これから二人でいっぱい思い出を作って行こうね」

 すると信久は嬉しそうに微笑み、徳香にそっとキスをする。

「次に付き合うのが俺だったらいいのにってずっと思ってたんだ……。ねぇ徳香、せっかくだし、明日デートしようか。ちゃんと恋人として。徳香の行きたいところに行こう」
「うん……ありがとう……」

 信久のキスが激しくなり、再び徳香の体はベッドに押し倒される。

「好きだよ、徳香……」

 信久が愛を囁くたびに、愛されてると実感する。それが胸を熱くして、これ以上にない喜びに変わった。

「私も好き……だからずっとそばにいてね……」

 貪るようなキスをされ、再び信久と一つになる。

 こんなにわかりやすい愛情をくれるあなたが、愛しくて仕方ないーー信久に愛に絆されて、徳香は大きくて優しい幸福感に包まれた。
< 130 / 133 >

この作品をシェア

pagetop