絶対的恋愛境界線〜当て馬だってハピエン希望です!〜
* * * *

 土曜日、洗濯を済ませてから信久との待ち合わせ場所に向かった。今日はミニシアターがある駅まで出るため、電車の中で待ち合わせをする。

 デートじゃないし、いつも通りでいいよねーーそう思ってボーイズデニムにブルーのふんわりブラウスを合わせた。

『これから出る急行に乗るね』

 駅に着いた徳香は信久にメッセージを送ってから、先頭車両乗り込む。こういう時、同じ路線だということが便利に感じた。

 するとすぐに『わかった』と返事が返ってくる。

 あっさりしてるけど、友達とのメールはこれくらいがちょうどいい。彼氏なら物足りないかもしれないけど。

 電車が信久の待つ駅のホールに止まりドアが開くと、デニムにTシャツを合わせた信久が乗ってくる。

 徳香は自分の服と見比べて、思わず吹き出すした。なんだか傾向が似てる気がする。

「何?」
「別に。ただ服が被ったなと思っただけ」
「あぁ、本当だ。俺たちって、いろいろ似た者同士なのかも」
「確かにそうかもしれないね。一緒にいてこんなに楽で楽しい人、信久が初めてだもん」
「うん、俺もそう思う」

 二人は顔を見合わせて笑い合った。
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