絶対的恋愛境界線〜当て馬だってハピエン希望です!〜
* * * *
映画館は特別混んでいるわけでもなく、二人は一番後ろの席に並んで座る。
「なんか不思議。誰かと一緒に映画を観るのって苦手だったはずなのに、信久とは平気なんだよね」
「それは俺も。お互い干渉しないからじゃない?」
「あと、信久って私の意見を否定しないよね」
「映画を観た後の感想ってこと? まぁ感じ方はそれぞれだし、俺自身、結構徳香の意見と同じことが多いから」
「そうなの? 知らなかった」
そうこうしている間に、始まりのブザーが鳴る。二人はスクリーンの方を向くと、すぐに一人の世界に入り込んだ。
隣に誰かがいても気を遣わずにいられるって、なんて気持ちが楽なんだろうーー自分自身が自然体でいられる人と初めて出会った気がする。
男女の友情、信久となら成立しそうーー徳香は不思議と満足した気持ちになり、口元が緩むのを感じた。
映画館は特別混んでいるわけでもなく、二人は一番後ろの席に並んで座る。
「なんか不思議。誰かと一緒に映画を観るのって苦手だったはずなのに、信久とは平気なんだよね」
「それは俺も。お互い干渉しないからじゃない?」
「あと、信久って私の意見を否定しないよね」
「映画を観た後の感想ってこと? まぁ感じ方はそれぞれだし、俺自身、結構徳香の意見と同じことが多いから」
「そうなの? 知らなかった」
そうこうしている間に、始まりのブザーが鳴る。二人はスクリーンの方を向くと、すぐに一人の世界に入り込んだ。
隣に誰かがいても気を遣わずにいられるって、なんて気持ちが楽なんだろうーー自分自身が自然体でいられる人と初めて出会った気がする。
男女の友情、信久となら成立しそうーー徳香は不思議と満足した気持ちになり、口元が緩むのを感じた。