絶対的恋愛境界線〜当て馬だってハピエン希望です!〜
◇ ◇ ◇ ◇
食事を済ませた二人は、車であしかがフラワーパークに向かった。
藤の花の見頃は過ぎていたが、代わりに薔薇や睡蓮が人々の目を楽しませている。
池に掛かる桟橋を歩きながら、信久は首にかけたカメラを構えると、ファインダー越しに徳香の姿を捉えた。
花を見て喜ぶ笑顔、何かを見つけた時の驚いたような横顔、水面に向けるうっとりとした表情を、何枚もカメラに収めていく。
その時、振り向いた徳香が口を尖らせ、不愉快そうに信久を見た。
「もう、話しかけても返事がないと思ったら……」
「あぁ、ごめん。写真撮るのに夢中になってた」
「花の写真?」
「いや、徳香の写真」
信久が言うと、徳香は恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めたものだから、彼は慌ててシャッターを押す。
「やだっ……変な写真は撮らないって約束したでしょ⁉︎」
「変な写真なんか撮ってないから大丈夫」
「……絶対にやめてよ」
「わかってるよ」
「……っていうか、写真って本気だったんだね」
「もちろん」
徳香は信久に寄りかかると、カメラの画面を覗き込む。その瞬間、信久は驚き、体の奥が熱くなってビクッと震えた。
食事を済ませた二人は、車であしかがフラワーパークに向かった。
藤の花の見頃は過ぎていたが、代わりに薔薇や睡蓮が人々の目を楽しませている。
池に掛かる桟橋を歩きながら、信久は首にかけたカメラを構えると、ファインダー越しに徳香の姿を捉えた。
花を見て喜ぶ笑顔、何かを見つけた時の驚いたような横顔、水面に向けるうっとりとした表情を、何枚もカメラに収めていく。
その時、振り向いた徳香が口を尖らせ、不愉快そうに信久を見た。
「もう、話しかけても返事がないと思ったら……」
「あぁ、ごめん。写真撮るのに夢中になってた」
「花の写真?」
「いや、徳香の写真」
信久が言うと、徳香は恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めたものだから、彼は慌ててシャッターを押す。
「やだっ……変な写真は撮らないって約束したでしょ⁉︎」
「変な写真なんか撮ってないから大丈夫」
「……絶対にやめてよ」
「わかってるよ」
「……っていうか、写真って本気だったんだね」
「もちろん」
徳香は信久に寄りかかると、カメラの画面を覗き込む。その瞬間、信久は驚き、体の奥が熱くなってビクッと震えた。