絶対的恋愛境界線〜当て馬だってハピエン希望です!〜
* * * *
信久と杏が親しげに話す様子を見ながら、徳香は頬の筋肉が緩んだ。心の中で彼にエールを送りながら、自分も頑張ろうと気合いを入れ直す。
だが体育館の隅で修司の試合が終わるのを待っていたところ、突然三人の女性に囲まれた。全方位を埋められ、身動きが取れなくなる。
彼女たちも同じサークルのメンバーだったが、徳香は苦手なタイプだったのであまり関わらないようにしていた。
彼女たちのSNSを見つけて覗いたことがある。キラキラした生活、リア充アピールは、徳香は苦手な部類だった。
徳香自身、人に見せられるような生活をしているわけではないし、保護者の目に留まるようなことがあったら何を言われるかわからないから、教諭としてプライベートを晒す気になれなかった。
辺りを見回すが、雪乃は試合に参加しているし、信久は杏と話している。誰にも助けを求められない状況に、わずかな恐怖を感じた。
たぶんこの女性たちも、笹原さんを狙ってるーー杏がいない時は、大体この女性たちが修司の周りを囲んでいるから、なんとなくそう感じていた。
「あの……何か?」
徳香が言うと、その中の一人が舌打ちをした。
「小野寺さんさ、笹原さんのことを狙ってるよね?」
「……どうしてですか?」
一瞬怯みそうになったが、気持ちを強く持って対抗する。
「だっていつも彼の周りをウロウロしてるじゃない?」
「それは……同じサークルメンバーですし、いけませんか?」
徳香が言うと、その中の一人がため息をついた。
信久と杏が親しげに話す様子を見ながら、徳香は頬の筋肉が緩んだ。心の中で彼にエールを送りながら、自分も頑張ろうと気合いを入れ直す。
だが体育館の隅で修司の試合が終わるのを待っていたところ、突然三人の女性に囲まれた。全方位を埋められ、身動きが取れなくなる。
彼女たちも同じサークルのメンバーだったが、徳香は苦手なタイプだったのであまり関わらないようにしていた。
彼女たちのSNSを見つけて覗いたことがある。キラキラした生活、リア充アピールは、徳香は苦手な部類だった。
徳香自身、人に見せられるような生活をしているわけではないし、保護者の目に留まるようなことがあったら何を言われるかわからないから、教諭としてプライベートを晒す気になれなかった。
辺りを見回すが、雪乃は試合に参加しているし、信久は杏と話している。誰にも助けを求められない状況に、わずかな恐怖を感じた。
たぶんこの女性たちも、笹原さんを狙ってるーー杏がいない時は、大体この女性たちが修司の周りを囲んでいるから、なんとなくそう感じていた。
「あの……何か?」
徳香が言うと、その中の一人が舌打ちをした。
「小野寺さんさ、笹原さんのことを狙ってるよね?」
「……どうしてですか?」
一瞬怯みそうになったが、気持ちを強く持って対抗する。
「だっていつも彼の周りをウロウロしてるじゃない?」
「それは……同じサークルメンバーですし、いけませんか?」
徳香が言うと、その中の一人がため息をついた。