絶対的恋愛境界線〜当て馬だってハピエン希望です!〜
◇ ◇ ◇ ◇
同じ居酒屋だったのは、本当に偶然だった。店に入った時に、やけにうるさいグループが居るなぁと思っていたら、その中に徳香を見つけてしまった。
それからずっとソワソワしながらその様子を見守っていた。だから徳香が男に言い寄られているのを見て、信久は慌てて立ち上がり、彼女の元に走ったのだ。
牽制するように存在感を示してから元の席に戻ると、友人たちは必死に笑いを堪えている。
「あの子がマッツンが狙ってる子なの? 今の牽制の仕方……笑いが止まらない……あはは!」
「……別にいいだろ」
「それにしたって、やっぱりシゲちゃんの引きって強いよね。たまたま見つけた店にいるなんて。普通はないよ」
「そうなんだよ。俺って昔からラッキーボーイだからさ。感謝しろよ、マッツン」
楽しそうに話す二人をよそに、信久はそれどころではなかった。
徳香の飲み会に合わせて、幼稚園の頃からの幼馴染みの二人を誘った。二人とも今は彼女がいないこともあり、誘えば来てくれる。
「それにしても、今までマッツンが好きになった人とちょっとタイプが違うよな」
自らを"ラッキーボーイ"と言った茂松一成が、徳香を見ながら不思議そうに呟く。
「俺も思った。今までって結構清純派というか、落ち着いた感じの人が好きだったよね。あの子はなんていうか、見た目ちょっと派手だし、元気いっぱいって感じ」
やや小柄で穏やかな口調の八代優樹も一成の言葉に同調した。
同じ居酒屋だったのは、本当に偶然だった。店に入った時に、やけにうるさいグループが居るなぁと思っていたら、その中に徳香を見つけてしまった。
それからずっとソワソワしながらその様子を見守っていた。だから徳香が男に言い寄られているのを見て、信久は慌てて立ち上がり、彼女の元に走ったのだ。
牽制するように存在感を示してから元の席に戻ると、友人たちは必死に笑いを堪えている。
「あの子がマッツンが狙ってる子なの? 今の牽制の仕方……笑いが止まらない……あはは!」
「……別にいいだろ」
「それにしたって、やっぱりシゲちゃんの引きって強いよね。たまたま見つけた店にいるなんて。普通はないよ」
「そうなんだよ。俺って昔からラッキーボーイだからさ。感謝しろよ、マッツン」
楽しそうに話す二人をよそに、信久はそれどころではなかった。
徳香の飲み会に合わせて、幼稚園の頃からの幼馴染みの二人を誘った。二人とも今は彼女がいないこともあり、誘えば来てくれる。
「それにしても、今までマッツンが好きになった人とちょっとタイプが違うよな」
自らを"ラッキーボーイ"と言った茂松一成が、徳香を見ながら不思議そうに呟く。
「俺も思った。今までって結構清純派というか、落ち着いた感じの人が好きだったよね。あの子はなんていうか、見た目ちょっと派手だし、元気いっぱいって感じ」
やや小柄で穏やかな口調の八代優樹も一成の言葉に同調した。