S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~
 要さんは新村さんの前まで行くと微笑む。

「キミが新しく入った新村さん?」
「わー! 大丈夫です、こいつには俺からビシッと言っておきますから!」

 なぜか如月さんが慌ててそう言った。
 私は、ととと、と要さんのほうに歩く。

「なんでここにいるんですか? 副社長」
「ん? 少し人事調査中」
「なにそれ」
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