S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~

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 都内の高層マンション。
 ここに住む前は、祖父の屋敷に住んでいたので、マンションのシステムにはいまだに慣れない。

 私がまだ今日の仕事での心の整理がつかないままエレベータに乗ると、エレベータは私を認識して勝手に36階まで運んでくれる。
 正直、このシステムが一番好きではない。

 自分の行きたい場所くらい、自分で選ばせてほしいと思っていたりするのだけど、それはあまりにも稚拙な考えだと自分で自分に呆れてしまう。

 帰って鍵を開け、リビングまで行くとすぐにあの男がいた。

 会社で着ていたダークスーツのジャケットを脱いでネクタイを外し、しかし、ワイシャツのまま、腕まくりして、キッチンに立っていた。

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