S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~

 その時、個室の扉が開き、祖父と同じ年くらいだろうか……の老人が一人入ってきた。

(ん? この人は……見たことあるような、ないような)

「お待たせしましたか」
「いいや」
「うちの孫の要だ」

 そう言われて、続いて入ってきたのは……。

「ぶっ⁉ ぶちょっ……!」

 紛れもなく半年前に人事部にきた北条要部長だったのだ。

(なんで、北条グループとお見合い⁉)

 私は目を白黒させ、固まってしまう。
 しかし、北条部長は驚く様子もなく、私の目の前に座った。

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