S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~
コンビニに着くと、如月さんは運転手さんに
「メーター回してていいので、少し待っててもらっていいですか?」
と言って、私とともにタクシーを降りる。
「買い物していくんですか?」
「いや……少しな。それにしても、そんなにふらふらで大丈夫か? マンションの下までいくのに」
「大丈夫です、かえれます」
その頃には、随分酔いが回っている気がした。
それでも、先輩の前だ。精一杯酔ってないと言うようにふるまう。
どちらにしてもここからは5分もかからないから大丈夫だろう。
「……なら、ここでな」
「はい、ここで……。ありがとうございました」
ほっとして私が頭を下げて、歩きだそうとしたとき。
突然左手が掴まれた。
それがやけに大きくて熱い手で、
私の手を掴んだのが如月さんの手だと分かる。