裏切りの果てに~ただあなたと胸を焦がすような恋がしたかった~
『祥子ちゃんが僕の病院で働くようになって、確かに、僕は君が欲しくなった。でも、僕は圭輔のいとこだし、一応、了解を得てから抱こうと思った』


『了解?寛也さん…?』


『圭輔に相談したら、祥子ちゃんに告白することは許してくれた。もし、祥子ちゃんが断ったら必ず身を引くことを条件にね』


『そ、そんな…』


『でも、祥子ちゃんに告白したら案外あっさりOKだったからびっくりしたよ。こんなすぐにヤレるなんて正直思ってなかったからね。でも、ラッキーだった。祥子ちゃんみたいな美人と出来たんだから』


私は何も言えず、溢れ出す涙をこらえ切れずに立ちすくんだ。


『圭輔さん、すっごく可哀想。私ね、寛也先生からその話を聞いて、すぐに圭輔さんにアプローチしたの。だって旦那様が哀れで気の毒だったから。そしたら圭輔さん、先生からもう聞いてたみたいで落ち込んじゃって。なぐさめるの、ものすごく大変だったんだから』
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