裏切りの果てに~ただあなたと胸を焦がすような恋がしたかった~
『圭輔と紗弓がこのベッドでしたって聞いて、僕も少し興奮したよ。それから、僕と祥子ちゃん、圭輔と紗弓、たまに僕と紗弓も、毎回ここで…』


『やめて!もうやめて!お願いだから…もう…やめて』


私は倒れ込んだまま耳を塞いだ。


苦しくて、悲しくて、どうしようもなく悔しかった。


私は…騙されてたんだ。


しかも、3人に。


いつだって何も知らないフリをして、みんなで私を笑ってたんだ。


許せない。


『祥子…俺、お前のこと、本当、好きだったんだ。ずっと結婚生活にも満足してた。だから、寛也に言われた時も、祥子は絶対に断ってくれるって信じてた。なのに、その場で寛也と…』


『…』


『こいつは昔からモテ過ぎて1人の女じゃ満足出来ないやつなんだ。セフレは何人もいる。紗弓さん以外にもたくさん…』


『嘘…た、たくさん…?寛也さんにセフレが…』


声にもならないような言葉が、私からこぼれ落ちた。
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