全部欲しいのはワガママですか?~恋も仕事も結婚も~
「あっちになにか咲いてる」
魁が私の手を引いて、桜とは反対側の樹木のほうへ歩き出す。
深い緑の葉と共にしっかりと咲いている花があり、そばにあった立て看板には“沈丁花”と書かれてあった。
全体が白色で、ふちの部分が赤紫色をしたその花からは、上品な良い香りが漂ってくる。
「沈丁花だって。かわいいね」
「花言葉は“永遠”らしいよ。俺たちみたいだな」
立て看板に書かれた花言葉の部分を指さして、魁が私にほほ笑んだ。
「噴水のほうへ行ってみよう」
再び手を繋いだまま歩き出す。
公園には小さな子どもを連れているお母さんたちがちらほらいるだけで、私たちのようなカップルはほかにはいなかった。
平日の昼間なので当然かもしれないけれど。
「わぁ、綺麗!」
噴水はわりと大きくて、真ん中のドーム型になっているところから放射線状に水が吹き出すようになっている。
時間が経つと水の動きが変わるので、何種類かのパターンがプログラミングされているようだ。
魁が私の手を引いて、桜とは反対側の樹木のほうへ歩き出す。
深い緑の葉と共にしっかりと咲いている花があり、そばにあった立て看板には“沈丁花”と書かれてあった。
全体が白色で、ふちの部分が赤紫色をしたその花からは、上品な良い香りが漂ってくる。
「沈丁花だって。かわいいね」
「花言葉は“永遠”らしいよ。俺たちみたいだな」
立て看板に書かれた花言葉の部分を指さして、魁が私にほほ笑んだ。
「噴水のほうへ行ってみよう」
再び手を繋いだまま歩き出す。
公園には小さな子どもを連れているお母さんたちがちらほらいるだけで、私たちのようなカップルはほかにはいなかった。
平日の昼間なので当然かもしれないけれど。
「わぁ、綺麗!」
噴水はわりと大きくて、真ん中のドーム型になっているところから放射線状に水が吹き出すようになっている。
時間が経つと水の動きが変わるので、何種類かのパターンがプログラミングされているようだ。