そして僕はまた、君に出会える時を待つ
学生の頃からのバイトの延長で、そのまま教授の助手として働き、その他の時間は自分の研究に費やす……
僕の場合は、もちろん崇高な使命、とか素晴らしいものを持ってそうしているわけではなく。
ただ、好きなものを追って、好きなことを続けていたら、そうなっていただけだ。
改めて考えてみれば、正直言って、学生の頃とそれほど変わらない生活を続けている。
それはきっと、毎日きちんと働いているであろう彼女の前で、胸を張れるような日々ではなくて。
僕は、その時初めて、これまでの自分の選択を振り返り……
自分が選んできた、生き方を恥じた。
「なので……学生と思われるのも、当然かもしれませんね」
自嘲気味な口調が、彼女を責めるように聞こえてしまったのだろうか。
少し慌てた感じで、加奈子さんは、さっきの僕のように両手を振った。
「ごめんなさい、そうじゃなくて!」
「いえ、いいんです」
「いや……だから、バッグの!」