そして僕はまた、君に出会える時を待つ
「そうですよ!」
なぜか加奈子さんがお怒りの形相で、前のめりな感じになった時。
ふわっと、いいタイミングで僕の前にコーヒーが現れた。
「お待たせしました。本日のコーヒーです」
「ああもう、ケイさん!聞いてた?」
「ん?あはは。まあ、聞こえちゃったね」
マスターは僕の方を見て、さも面白そうに笑う。
「その大学……その昔、加奈子さんが落ちたとこなんだよ」
「……え?」
マスターから加奈子さんへ視線を移すと、ぷい、とそっぽを向かれた。
「その昔って言い方やめてよ。なんか、私がすごいババアみたいじゃない」
「そんなことは言わないけどさ。俺達、もう中年じゃない」
「ケイさんは、私より年下でしょ」
「たった数年で、違うことなんてそれほどないでしょ。この年になっての1歳2歳なんて、同い年と一緒だよ」
親し気なやりとりにまたモヤッとしつつ、僕は気になってた質問をしてみることにする。
「おいくつなんですか?」