そして僕はまた、君に出会える時を待つ
ぎょっとした顔をする、加奈子さんとマスター。
その反応に、なぜなんだろうと首をかしげる僕を
見て、マスターが笑い出す。
「俺はかまわないけど、妙齢の女性にそういう質問は……ちょっと、ね?」
優しい指摘に、あ、と加奈子さんを見る。
人の心に疎い僕に、よくある失態。
つい聞いてしまったけれど、女性に年齢を確認するのは、かなり失礼な行為なんだった。
女性と接する機会が少ないせいで、すっかり忘れていた。
「その、どういう感じで話したらいいのかと思って……失礼でしたね、すみません」
彼女には、いい印象を持ってほしいのに、うまくやれない自分が情けなくて。
しゅんとした僕に、呆れたようなため息をついて、加奈子さんが言う。
「気にしてない、とは言わないけど。そういうことなら、まあ……いいわ」
「ありがとうございます」
「でも、そう言うあなたは、いくつなの?」
「25です」
問われて答えると、2人は揃って目を丸くする。