塩対応王子様は、幼馴染だけに甘えたい
「大丈夫だよ、駿。ちゃんとかっこよかった。」

「でも」

「駿は私のもの、でしょ?私なら大丈夫。ほら泣かないで。ね?」

ぽんぽんと背中をさすると、どうやら落ち着いたらしい駿はいつもの駿に戻っていた。


駿は、2人きりだとあんなことをするのに、私の気持ちを伺っているのだ。少しでもこんなことがあったら私が離れていくんじゃないかって。
私が実は繊細だって知っているからだ。


それは嬉しいと同時に、悲しい。
私の気持ちを疑っているから。

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