塩対応王子様は、幼馴染だけに甘えたい
「本当に今日はごめん。俺のせいで」

「もういいよ。そのためにしたんでしょ?上書き。」

私もぎゅっと抱きしめ返す。

「でも、本当は嫌だった。駿が、私じゃない誰かとあんなことをするの。」

駿と2人だからか、涙が溢れる。

「ごめん、私、思ったより独占欲、強いみたいで。だからっ」

こぼれた涙を駿は指ですくう。

「なんで謝るの、凪。俺、すっげぇ嬉しい。凪が誰かに嫉妬して、俺のせいで泣いてんの。かわいすぎて死にそう。もっといじめたい。」

「駿、不謹慎すぎる。」

思わず指でデコピンすると、駿は反省した様子もなくへへっと笑った。
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