一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
「今日は仕事は休んだほうがいい。」
「平気です。もう治まったし。」
「そんな顔色じゃない。」
店長は有無を言わさない様子で私を布団の中に戻す。

「なにか胃に入れたほうがいいのかな。それとも水分か。ちょっと買い物してくる。絶対に横になってること。いいか?動くなよ?」
「平気です。」
店長は私が何を言っても聞かない雰囲気。

ベッドから出て、隣のウォークインから適当な服を出すと、その場に部屋着を脱いだまま、寝室から出た。

リビングから財布や携帯を持った店長は寝室にもう一度顔を出して、「絶対に動くなよ?店長命令。」とここぞとばかりに自分の立場を利用して、私にじっとしているように言った。

店長のいなくなった部屋で私はひとり、天井を見ながら過ごす。
店長と離れていた日々が嘘のようだ。

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