エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
 それでもこうして隣を歩いているだけで幸せで、この時間が永遠に続けばいいのに……とさえ願ってしまう。

 どうしようもないほど彼に惹かれていることを痛感しながら家路に就いた。


「紅葉様、そろそろ夕食の準備を始めますか?」

 帰宅後、洗濯物を一緒に取り込み、珈琲を飲みながら一息ついたところで静馬さんに聞かれた。

「そうですね……来月までにできるだけたくさん在庫を用意したいので、アクセサリー作りをしてからでもいいですか?」

「もちろんです。昼食も遅かったですし、夕食も遅らせましょうか」

「そうしていただけると助かります」

 久次さんと結婚しないと決めてから、父とも話し合って私は働きに出ることにした。もちろんすべてが片づけてからだけれど、近々職業安定所に行って相談してみるつもりだ。
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