エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
「協力してくださるおふたりに、なにか恩返しがしたいと思ったんです」

「ですが、借金はかなりの金額ですしそれらをすべて肩代わりしてくださるなんて……」

 捜査に協力することに対して割に合わないよ。

「それほど重く受け止めないでください。おふたりは円城守に少しずつでもお金を返していこうと決められたんですよね? でしたら返す相手が私に代わるだけです」

「それはそうですけど……私ばかり助けてもらっていて、静馬さんになにも返せていません」

 久次さんから守ってくれたし、護衛対象から外れた後のことも考えてくれている。こんなに甘えてしまってもいいの?

「いいえ、私も紅葉様からたくさんのものをいただきました」

「えっ?」

 私からたくさんのものをもらったってどういうこと? 心当たりがまったくなくて目を瞬かせてしまう。

 そんな私を見て静馬さんはクスリと笑った。

「本当ですよ?」

「えっと、私は静馬さんになにをあげたのでしょうか?」
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