エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
 全員が揃うと、今度は私にお茶を運ぶよう命令してきた。見兼ねた由香里が手伝うと言ってくれて、ふたりでキッチンへと向かう中、由香里は苛立ちを抑えられない様子。

「これが落ち着いていられる? 出迎えの次はお茶だ? 紅葉は家政婦じゃないのに、なに? あの扱いは。そもそもまだ結婚もしていないのに、亭主気取りしているのが一番気に食わない!」

 由香里は拳をギュッと握りしめて怒りを露わにする。

 本当は由香里の旦那様も今日の食事会に出席すると言っていたそうだけど、それを由香里が全力で阻止したようだ。

 旦那様に自分の親戚と会わせたっていいことなんてない。不快な思いをさせるだけだからだと言っていた。

 そうしたら由香里の旦那様は、そんな場所に由香里をひとりで行かせたくないって言ってくれたようだけど、今回は証拠を見つける目的もあるため、来なくていいと押し切って家を出てきたそうだ。
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