エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
「すみません、お手洗いに行ってきます」
そう言って由香里が立ち上がると、久次さんは不服そうに片眉を上げた。
「由香里、食事中だぞ? マナーくらい守れ、はしたない」
「ごめんなさい。でも自然現象ばかりは仕方がないことでしょ? すぐ戻りますから」
笑顔で押し切って由香里は作戦通り、溝口さんと一緒に部屋から出て行った。
ここからが勝負だ。由香里たちが戻ってくるまでは、絶対に誰もこの部屋から出さないようにしないと。
うしろに立つ静馬さんを見ると、彼は小さくゆっくりと頷いた。
メイン料理が片づけられると、次にデザートと珈琲が運ばれてきた。今のところ、席を立とうとする者はいない。
でも由香里が出ていって、そろそろ十分が経とうとしている。この部屋からトイレは目と鼻の先にあるのに、帰ってこないことを怪しまれる時間だ。
できるなら誰も由香里が戻ってこないことに気づかないでほしい。
その願いは通じたのか、みんな話に夢中で由香里のことを言いだす人はいなかった。それからさらに五分過ぎたが、いまだに由香里は戻ってこない。
そう言って由香里が立ち上がると、久次さんは不服そうに片眉を上げた。
「由香里、食事中だぞ? マナーくらい守れ、はしたない」
「ごめんなさい。でも自然現象ばかりは仕方がないことでしょ? すぐ戻りますから」
笑顔で押し切って由香里は作戦通り、溝口さんと一緒に部屋から出て行った。
ここからが勝負だ。由香里たちが戻ってくるまでは、絶対に誰もこの部屋から出さないようにしないと。
うしろに立つ静馬さんを見ると、彼は小さくゆっくりと頷いた。
メイン料理が片づけられると、次にデザートと珈琲が運ばれてきた。今のところ、席を立とうとする者はいない。
でも由香里が出ていって、そろそろ十分が経とうとしている。この部屋からトイレは目と鼻の先にあるのに、帰ってこないことを怪しまれる時間だ。
できるなら誰も由香里が戻ってこないことに気づかないでほしい。
その願いは通じたのか、みんな話に夢中で由香里のことを言いだす人はいなかった。それからさらに五分過ぎたが、いまだに由香里は戻ってこない。