エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
 一時間半ほどで病院を後にし、次に向かう先は手芸屋。

「すみません、買い物に付き合わせてしまい」

「いいえ、私のことはお気になさらずにお買い物をしてください。こちらのお店は店内が狭いですし、私は外で待機しています」

「わかりました」

 木嶋さんを入り口に残して店内に入り、急いで目当てのビーズ売り場へと急ぐ。

 気にするなと言われても外で待たせていることは申し訳ないし木崎さんはなにかと目立つ人だ。早く帰って店を出よう。

 私が作っているのは、細かなビーズや押し花をレジンで固めて作るピアスやイヤリング、ヘアゴム。

 アンティーク調に仕上げており、普段使いに重宝していると評価をもらえることが多くて、ハンドメイドサイトに商品をアップするとすぐに買ってくれる人がいる。

私が作ったもので誰かに喜んでもらえていることが嬉しくて、とてもやりがいを感じている。

 だから久次さんが結婚後も続けていいと認めてくれて本当によかった。まぁ、「小銭を稼いでなにが楽しいのか理解できない」と嫌味は言われたけれど。
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