エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
 さっそく彼はワイシャツの袖のボタンを外して腕をまくり、サラダ作りに取りかかる。

 こうして結婚した人と並んでキッチンに立って、料理を作ることにも憧れていた。

 そんな私の夢を叶えてくれちゃうのだから、絶対に思ってはいけないこととわかっているのに考えてしまう。木嶋さんと結婚する人は、幸せだろうなって。

 強くて優しくて笑顔が素敵な人だ。それにどんな私も否定しない。仕事とわかってはいるけれど、木嶋さんは私を強くして勇気が出る言葉をくれる。

 時にはさっきのように、嬉しい言葉もかけてくれるよね。こんなに素敵な人と生涯をともにできたら、どんなに幸せだろうか。

 それに食事は三食ともにふたりでテーブルを囲んで完食してくれるし、必ずどの料理も「おいしいです」と言って褒めてくれる。

 この日のスープパスタも、やっぱりおいしいと言いながら完食してくれた。木嶋さんと一緒にいると、久次さんとの結婚生活に夢を抱いてしまう。
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