エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
 木嶋さんも以前、自分がいても気にせずに普段通りに過ごしてくださいって言っていたし、SPの存在を気にせずに心内言葉を言ってくる可能性もある。

「前にも言いましたが、私に対する久次さんの態度は普通のことなので、いっさい気になさらないでください」

「……わかりました」

 小さく一礼をすると木嶋さんはいつものように私の隣に並ぶ。

「じゃあ行きましょうか」

「はい」

 久次さんがどんな用事で私を呼んだのかわからないけれど、タイミングを見てクッキーを渡して、そして自分の気持ちを伝えられたらいいな。

 これまでは久次さんに呼ばれるたびに円城家に行くのが億劫だったのに、今は木嶋さんがいるからだろうか。

 早く久次さんに会って、話をしたいと思えている。これも全部木嶋さんのおかげだ。

 心の中で何度も彼に感謝をして円城家へと向かった。
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