プリザーブドLOVE  ~けっして枯れない愛を貴女に~
 いや、それはあまりにも大人げない。
 若い子たちの恋に嫉妬するなんて。

「あの、この後、時間あります? 1時間ぐらい」

 そんなことを考えていたら、田所が遠慮がちに声をかけてきた。

「えっ、大丈夫だけど、どうして?」

「車で15分ぐらいのところに、薔薇園があって、早咲きのがちょうど見頃なんですよ。良かったら行ってみませんか」

「薔薇園? でも、勤務中でしょ? 田所さん。それに忙しいんじゃないの?」

「1時間ぐらいは平気ですよ。なんか言われたら、佐久間さんとの打ち合わせが長引いたって言っときます」

「つまり、わたしを出しにサボるってことか。まあ、いいわ。協力する」

「よっしゃ」
 田所は嬉しそうに声を上げた。

「じゃ、車回してきます」
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