プリザーブドLOVE  ~けっして枯れない愛を貴女に~
 そのとき、ネオンの明かりより数倍眩い光が辺りを照らしだした。

 数秒後、激しい雷鳴がとどろく。

「帰ろう。雨が降りそう」

わたしは田所の身体をそっと押しのけ、彼の腕の檻から抜け出した。

 先に階段を降りようとすると、田所は後ろからわたしの腕を掴んだ。

 また、稲妻の閃光。
 そして耳をつんざく雷鳴。

 その合間に、田所のいつもと違う低い声。

「ちゃんと言ってよ。なんで俺じゃだめなの?」

眩い稲妻が憂いに歪んだ田所の顔を照らす。

わたしは息を吸い込み、彼の目を見た。
 そして、ゆっくりと言った。

「亘と……付き合っているから」
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