プリザーブドLOVE  ~けっして枯れない愛を貴女に~
「えっ、ちょ、ちょっと。何してんですか」

 亘はそのままの姿勢で、田所を横目で睨むと
「うるせえ。長いこと付き合ってきたんだ。別れのキスぐらいさせろ」

「えっ」

 田所とわたしは同時に声を上げた。

「おれの気持ちは変わってないけどさ。まだおまえが好きだよ。でも、妻子がいる分際で相思相愛のおまえたちを引き裂くほど、たちの悪い男って訳でもない」

「俊樹、わたし……」

「今までありがとうな。おれがふたりいりゃあ、こんな若造に絶対渡さないんだけど」

 そう言うと、亘はこれみよがしに濃厚な口づけをはじめた。

「ん……」

 逃れようとしても、後ろから強い力で頭を押さえられ、身動きができない。

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