プリザーブドLOVE ~けっして枯れない愛を貴女に~
「もう、そのぐらいで充分だろう」
焦れたような田所の声を聞き、亘はようやくわたしを解放した。
まだ文句を言っている田所に向かって、亘はニヤッと笑うと
「一途な男の純情には敵わねえよ。どこにでも連れてけ。後はくっつくなり、離れるなり、ふたりで勝手にやってくれ」
亘は、ったく、えらい汗かいちゃったじゃないか、と言いながら、バスルームに向かった。
「ああ、杏子。おまえ、月曜日ちゃんと来いよ。おまえがいないと事務所回んねえからさ」
そして、扉が閉まる音がして、亘の鼻歌が聞こえだし、そのうち、激しい水勢にその声はかき消された。
力が抜けて、座りこんでいたわたしに向かって、田所は手を伸ばした。
「行こう」
彼の瞳は、さっき見た海面のようにきらきら光っていた。
その輝きに導かれるように、わたしは彼の手をしっかり握りしめていた。
焦れたような田所の声を聞き、亘はようやくわたしを解放した。
まだ文句を言っている田所に向かって、亘はニヤッと笑うと
「一途な男の純情には敵わねえよ。どこにでも連れてけ。後はくっつくなり、離れるなり、ふたりで勝手にやってくれ」
亘は、ったく、えらい汗かいちゃったじゃないか、と言いながら、バスルームに向かった。
「ああ、杏子。おまえ、月曜日ちゃんと来いよ。おまえがいないと事務所回んねえからさ」
そして、扉が閉まる音がして、亘の鼻歌が聞こえだし、そのうち、激しい水勢にその声はかき消された。
力が抜けて、座りこんでいたわたしに向かって、田所は手を伸ばした。
「行こう」
彼の瞳は、さっき見た海面のようにきらきら光っていた。
その輝きに導かれるように、わたしは彼の手をしっかり握りしめていた。