プリザーブドLOVE ~けっして枯れない愛を貴女に~
田所はチラッとわたしのほうを見て、言った。
「器が違いますね。亘さんと俺……」
「そうね。あんなに包容力があって物分かりがいいなんて、わたしも知らなかった」
「なんか、悔しいな。結局、勝負に負けたみたいで」
「じゃあ、俊樹がごねたほうが良かった?」
「そういう訳じゃないけど」
と言って、ハンドルを握っていないほうの手で、ギュッとわたしの手を握りしめる。
最初に目を留めたのは、この手だった。
なんて綺麗な手をした男だろう、そう思ったんだった。
田所の温もりをじかに感じるだけで、例えようもない安心感に包まれていく。
どうして、この温もりを手離せると思ったんだろう、わたしは。
「器が違いますね。亘さんと俺……」
「そうね。あんなに包容力があって物分かりがいいなんて、わたしも知らなかった」
「なんか、悔しいな。結局、勝負に負けたみたいで」
「じゃあ、俊樹がごねたほうが良かった?」
「そういう訳じゃないけど」
と言って、ハンドルを握っていないほうの手で、ギュッとわたしの手を握りしめる。
最初に目を留めたのは、この手だった。
なんて綺麗な手をした男だろう、そう思ったんだった。
田所の温もりをじかに感じるだけで、例えようもない安心感に包まれていく。
どうして、この温もりを手離せると思ったんだろう、わたしは。