花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
ボソッと礼を言いながらハンカチをもらって濡れた髪や服を拭っていたら、浩ちゃんが私が差していた傘に目を向けた。
「その傘、男物だけど、誰のだ?まさか、恋人ができたんじゃないだろうな?」
傘を親の敵みたいに睨みつけている従兄を見て、少し呆れてしまう。
「これは研究員さんの。私が傘も差さずにいたから、貸してくれたの。話したのも今日で二回目だし、恋人でもなんでもないよ」
私の説明を聞いて傘から私へと浩ちゃんは視線を戻す。
「ふーん、男ができたらちゃんと報告しろよ。俺が品定めしてやる。お前を嫁にするなら少なくても年収二千万はないとな」
浩ちゃんは自他ともに認めるシスコンで、私が学生時代、彼によって門限も決められていた。
「自分の基準で言わないで。年収二千万なんて普通なかなかいないから。私のことなんか気にせず、自分の伴侶を見つけなよ。浩ちゃんももう三十二歳よ」
本当に心から従兄の幸せを願っているのだけれど、彼は私を優先しようとする。
「その傘、男物だけど、誰のだ?まさか、恋人ができたんじゃないだろうな?」
傘を親の敵みたいに睨みつけている従兄を見て、少し呆れてしまう。
「これは研究員さんの。私が傘も差さずにいたから、貸してくれたの。話したのも今日で二回目だし、恋人でもなんでもないよ」
私の説明を聞いて傘から私へと浩ちゃんは視線を戻す。
「ふーん、男ができたらちゃんと報告しろよ。俺が品定めしてやる。お前を嫁にするなら少なくても年収二千万はないとな」
浩ちゃんは自他ともに認めるシスコンで、私が学生時代、彼によって門限も決められていた。
「自分の基準で言わないで。年収二千万なんて普通なかなかいないから。私のことなんか気にせず、自分の伴侶を見つけなよ。浩ちゃんももう三十二歳よ」
本当に心から従兄の幸せを願っているのだけれど、彼は私を優先しようとする。