花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
「ううん。私には今日の星以上だよ。ずっと眺められるじゃない?」
「喜んでくれてよかった。その指輪買うのに結構悩んだんだ。四軒ブランド店回ったよ。その時、直也も一緒で『これだけ悩むお前は初めて見る』って笑われたよ」
蓮の話を聞いて意外に思った。
「蓮なら即決しそうなのに」
「花音のとなると話は別だよ」
クスッと笑みを浮かべる彼がとても愛おしく思えた。
仕事だって忙しいのに私のために時間を作って指輪を選んでくれた。
「指輪大事にするね。本当にありがとう」
心から礼を言うと、彼が指輪にチュッと口づける。
「必ず幸せにする」
「蓮がそばにいるだけで幸せだよ」
彼と結婚して家族になる。
もう私はひとりじゃないんだ。
「そのうち子供も生まれると思うけどね」
「蓮の子だったら女の子でも男の子でもかわいいだろうな」
「俺たちふたりの子だよ。楽しみだね。きっと天国にいる花音のご両親も見守ってくれると思う」
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