ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
胸の前で手を組み、手早く祈りを捧げる。他の人の目には見えないけれど、シアの目にはたしかに祝福が彼らの上に降り注ぐのが見えた。
これで、まず問題はない。
どうか、彼らが無事に帰ってきてくれますように。祈りを捧げることしか、シアにはできないのだから。
王太后イリアから、シアに呼び出しが来たのは、その翌日の夕方のことだった。
(……そう言えば、療養に出かけていたんだっけ)
イリアは、エヴァンドロにとっては継母にあたる人だという。シアがこの国に来た理由を、彼女は知っているのだろうか。
呼び出しの理由は単純明快。『挨拶がないとはけしからん』である。
(たしかにねぇ……挨拶していないのは失礼よねぇ……)
エヴァンドロのところで世話になっていると言うのに、挨拶をしていないのはたしかに失礼だ。たとえ、エヴァンドロとすらほとんど顔を合わせていないとしてもだ。
というか、彼と直接話をしたのは、この国に来た時と、その翌日。生活の面倒を見てくれるという話になってからだった。
さて、と周囲を見回して考える。王太后に会いに行くのになにを着て行こう。
これで、まず問題はない。
どうか、彼らが無事に帰ってきてくれますように。祈りを捧げることしか、シアにはできないのだから。
王太后イリアから、シアに呼び出しが来たのは、その翌日の夕方のことだった。
(……そう言えば、療養に出かけていたんだっけ)
イリアは、エヴァンドロにとっては継母にあたる人だという。シアがこの国に来た理由を、彼女は知っているのだろうか。
呼び出しの理由は単純明快。『挨拶がないとはけしからん』である。
(たしかにねぇ……挨拶していないのは失礼よねぇ……)
エヴァンドロのところで世話になっていると言うのに、挨拶をしていないのはたしかに失礼だ。たとえ、エヴァンドロとすらほとんど顔を合わせていないとしてもだ。
というか、彼と直接話をしたのは、この国に来た時と、その翌日。生活の面倒を見てくれるという話になってからだった。
さて、と周囲を見回して考える。王太后に会いに行くのになにを着て行こう。