ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
王太后イリアは、エドにとっては継母である。母としての情を持ったことはないけれど、義理の息子として誠実な対応をしてきたつもりだ。
身体が弱いイリアは、異母弟のアンセルムを連れて、しばしば療養のために王宮を離れている。そんな彼女が、まさかヴィニーシアを呼び出すとは想像もしていなかった。
「しかし、あの方も困ったものですよね。あのままにしておいてよろしいのですか?」
「……継母上のことか? アンセルムに王位を継がせたいのはわかるさ。俺がいなくなれば、王座は彼のものだ。そう話はしてあるはずなんだが、なぜ急ぐのだろうか」
アンセルムは、王家を背負うにはまだ幼い。だから、エドが王位についている。
何も急ぐ必要はないのに、彼女は何かとエドを排除しようとする。
そうなったら、王位につくのはアンセルムで、王太后であるイリアが、摂政として国を支えることになるのだろう。
「それだけじゃありませんよ。よろしいんですか?」
「なにがだ?」
忠実な家臣であるヨアキムが、エドに肩を並べる。そうしながら、彼は真顔で言い放った。
「聖女を放置していることですよ」
身体が弱いイリアは、異母弟のアンセルムを連れて、しばしば療養のために王宮を離れている。そんな彼女が、まさかヴィニーシアを呼び出すとは想像もしていなかった。
「しかし、あの方も困ったものですよね。あのままにしておいてよろしいのですか?」
「……継母上のことか? アンセルムに王位を継がせたいのはわかるさ。俺がいなくなれば、王座は彼のものだ。そう話はしてあるはずなんだが、なぜ急ぐのだろうか」
アンセルムは、王家を背負うにはまだ幼い。だから、エドが王位についている。
何も急ぐ必要はないのに、彼女は何かとエドを排除しようとする。
そうなったら、王位につくのはアンセルムで、王太后であるイリアが、摂政として国を支えることになるのだろう。
「それだけじゃありませんよ。よろしいんですか?」
「なにがだ?」
忠実な家臣であるヨアキムが、エドに肩を並べる。そうしながら、彼は真顔で言い放った。
「聖女を放置していることですよ」