ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
深夜、宿をこっそり訪れた彼は、全身を呪いに包まれていた。どこでどんな呪いを受けたのか、彼にもわからないようだ。聖女の祠に行くと言っていたけれど、その前にダメ元でシアのところを訪問したらしい。
シアにわかるのは、呪いは深く強く彼に絡みついていて、シアには解くこともできないということだけ。
助けてあげたかった。できることなら、助けてあげたかった。
でも、あの時シアの口から出てきたのは、聖女としては口にしてはいけない言葉だけだった。
『ごめんなさい、私にはあなたの呪いを解くことはできません』
そう首を横に振る。
彼の身体にまとわりついている呪いは、鎖のようにがちがちになっていた。
普通の呪いなら、靄のようなものに包まれるだけなのに。どうして、こうなるまで放置していたのだろう。
『ごめんなさい……役に立たなくて』
ああ、と夢の中でシアはつぶやいた。
なかなか国を離れることができなくて、やっとの思いでセアルド王国を訪れたのだ、と。
そう口にした彼は、呪いを解くことができないと聞き、肩を落とした。
シアにわかるのは、呪いは深く強く彼に絡みついていて、シアには解くこともできないということだけ。
助けてあげたかった。できることなら、助けてあげたかった。
でも、あの時シアの口から出てきたのは、聖女としては口にしてはいけない言葉だけだった。
『ごめんなさい、私にはあなたの呪いを解くことはできません』
そう首を横に振る。
彼の身体にまとわりついている呪いは、鎖のようにがちがちになっていた。
普通の呪いなら、靄のようなものに包まれるだけなのに。どうして、こうなるまで放置していたのだろう。
『ごめんなさい……役に立たなくて』
ああ、と夢の中でシアはつぶやいた。
なかなか国を離れることができなくて、やっとの思いでセアルド王国を訪れたのだ、と。
そう口にした彼は、呪いを解くことができないと聞き、肩を落とした。