ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
アキが眉を吊り上げてシアに向き直った。
「じゃあ、かわりにあの棚のポーションを一本買っていくよ。シアのポーションを独占するわけにはいかないが、ここに来てなにも買わないっていうのもベラに悪いからな」
エドはベラの夫が作ったポーションを一本買ってから、改めてシアに礼を述べた。
(……変なの)
カランと、ベルの音がして、扉が閉まる。ふたりが遠くに行くのを見てから、シアははぁと息をついた。
エドにだけ、どうして上級ポーションを渡してしまったのだろう。彼だって、他の冒険者となにも変わらないはずなのに。
「……君がしたいようにすればいいさ」
ひょこりとエプロンのポケットからマルが顔をのぞかせる。
それからシアの肩まで一気に駆け上がった彼は、そこからカウンターに飛び乗った。
「君の力は、君が望むように使えばいいんだ。もう、祠にいるわけじゃないんだから」
「……そうだね、本当にそれが許されるなら、だけど」
女神レウマリアは、今のシアの行動をどう思っているのだろう。もちろん、シアにそれをたずねることはできないのだが。
(……この街は、とてもいい街だと思うから)
「じゃあ、かわりにあの棚のポーションを一本買っていくよ。シアのポーションを独占するわけにはいかないが、ここに来てなにも買わないっていうのもベラに悪いからな」
エドはベラの夫が作ったポーションを一本買ってから、改めてシアに礼を述べた。
(……変なの)
カランと、ベルの音がして、扉が閉まる。ふたりが遠くに行くのを見てから、シアははぁと息をついた。
エドにだけ、どうして上級ポーションを渡してしまったのだろう。彼だって、他の冒険者となにも変わらないはずなのに。
「……君がしたいようにすればいいさ」
ひょこりとエプロンのポケットからマルが顔をのぞかせる。
それからシアの肩まで一気に駆け上がった彼は、そこからカウンターに飛び乗った。
「君の力は、君が望むように使えばいいんだ。もう、祠にいるわけじゃないんだから」
「……そうだね、本当にそれが許されるなら、だけど」
女神レウマリアは、今のシアの行動をどう思っているのだろう。もちろん、シアにそれをたずねることはできないのだが。
(……この街は、とてもいい街だと思うから)