ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
よく昼食を食べに行く店のウェイトレスを見かけたので、腕を掴んでたずねてみた。彼女は、真っ青な顔をしている。
「あなた、落ち着いている場合じゃないわよ? 王宮に行かなくちゃ」
「なんで?」
「魔物が大量に発生したの! あなたは引っ越してきたばかりだから知らないだろうけど、がんがん鐘が鳴らされている時は王宮に避難するって決まっているの。あの場所は、高い城壁に守られているでしょう。あの中にいれば安心だから」
一般の人達が奥に逃げていくのに対し、奥からは完全に武装を調えた騎士だの、魔術師だの、それから回復魔術を使える神官だのが、次から次へと走ってくる。
(魔物が、大発生した……?)
ウェイトレスの手を離し、シアはその場に立ち尽くした。
どうして、なぜ。
その言葉が、頭の中をぐるぐると回る。
シアが祈りを捧げていれば、普通ならば魔物が大発生を起こすことはないはず。
(私、聖女としての力を失った――?)
急いで自分の身体を調べてみるが、今までとなにも変わっていないように思える。
それとも、祠や神殿に行かず、離宮で祈りを捧げていたから効果が薄かったのだろうか。
「あなた、落ち着いている場合じゃないわよ? 王宮に行かなくちゃ」
「なんで?」
「魔物が大量に発生したの! あなたは引っ越してきたばかりだから知らないだろうけど、がんがん鐘が鳴らされている時は王宮に避難するって決まっているの。あの場所は、高い城壁に守られているでしょう。あの中にいれば安心だから」
一般の人達が奥に逃げていくのに対し、奥からは完全に武装を調えた騎士だの、魔術師だの、それから回復魔術を使える神官だのが、次から次へと走ってくる。
(魔物が、大発生した……?)
ウェイトレスの手を離し、シアはその場に立ち尽くした。
どうして、なぜ。
その言葉が、頭の中をぐるぐると回る。
シアが祈りを捧げていれば、普通ならば魔物が大発生を起こすことはないはず。
(私、聖女としての力を失った――?)
急いで自分の身体を調べてみるが、今までとなにも変わっていないように思える。
それとも、祠や神殿に行かず、離宮で祈りを捧げていたから効果が薄かったのだろうか。