ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
「シア、お前も王宮に行け。俺達は、魔物を退治しに向かうから!」
「あ、待って!」
まだ、買い物が終わっていなかった冒険者に、シアは棚から取ったポーションを全部押しつけた。
「持っていって! 私の作ったポーションは、お金いらないから!」
「全部?」
シアはうなずいた。
「だって、大発生しているんでしょう? 前線で戦う人達には、何本あっても困るものじゃないと思うの」
シアから受け取ったポーションを手に、冒険者達は顔を見合わせた。それから、大きな笑みを浮かべる。
「ありがとう! 助かった!」
シアのポーションがあれば、とりあえずすぐに戦線に復帰することができる。手足が失われていなければ、どうにでもなるのだ。
「……でも」
思わずつぶやいた。
彼らに渡したポーションは、ベラが冒険者組合に持っていったのを除いた七本。それだけのポーションで、なにができる?
(魔物退治が、どれだけ大変か、私は、知っているのに)
シアは、唇を噛んだ。
「あ、待って!」
まだ、買い物が終わっていなかった冒険者に、シアは棚から取ったポーションを全部押しつけた。
「持っていって! 私の作ったポーションは、お金いらないから!」
「全部?」
シアはうなずいた。
「だって、大発生しているんでしょう? 前線で戦う人達には、何本あっても困るものじゃないと思うの」
シアから受け取ったポーションを手に、冒険者達は顔を見合わせた。それから、大きな笑みを浮かべる。
「ありがとう! 助かった!」
シアのポーションがあれば、とりあえずすぐに戦線に復帰することができる。手足が失われていなければ、どうにでもなるのだ。
「……でも」
思わずつぶやいた。
彼らに渡したポーションは、ベラが冒険者組合に持っていったのを除いた七本。それだけのポーションで、なにができる?
(魔物退治が、どれだけ大変か、私は、知っているのに)
シアは、唇を噛んだ。