ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
「――って、飛び降り! そこから行くぅぅぅぅ!?」
エドは、勢いよく城壁から飛び降りた。肩の上にシアを担ぎ上げたまま。
足をついたかと思ったら、地を蹴って勢いよく走り始める。シアを担いでいるのに、かなり速い。
担がれたシアの頭は、右に左に揺れる。ぐいと無理やり頭を持ち上げてみれば、エドの背後を守るアキが、ちょうど魔術を放ったところだった。目の前で凍り付いた魔物が、粉々に砕けて消える。
(――アキさんも、強かった……!)
魔物は、普通は野山の獣が瘴気によって変化したものだ。だが、ここでは違う。
瘴気によって生み出された魔物は、すべてが瘴気でできている。切り捨てられれば、そのまま空中に霧散して消えていく。
「あああああっ、ちょっ、まっ、揺れっ!」
左手でシアを抱えたまま、エドは右手で容赦なく剣をふるう。
シアを抱えていることにまったく頓着していないのか、右に左に激しく動くたびにシアの頭がぶんぶんと揺れる。
城壁の上からは、魔術師達がシア達の進行方向に魔術を放ち、前方に道を作ってくれている。けれど、そろそろ彼らの魔力も届かなくなるはずだ。
エドは、勢いよく城壁から飛び降りた。肩の上にシアを担ぎ上げたまま。
足をついたかと思ったら、地を蹴って勢いよく走り始める。シアを担いでいるのに、かなり速い。
担がれたシアの頭は、右に左に揺れる。ぐいと無理やり頭を持ち上げてみれば、エドの背後を守るアキが、ちょうど魔術を放ったところだった。目の前で凍り付いた魔物が、粉々に砕けて消える。
(――アキさんも、強かった……!)
魔物は、普通は野山の獣が瘴気によって変化したものだ。だが、ここでは違う。
瘴気によって生み出された魔物は、すべてが瘴気でできている。切り捨てられれば、そのまま空中に霧散して消えていく。
「あああああっ、ちょっ、まっ、揺れっ!」
左手でシアを抱えたまま、エドは右手で容赦なく剣をふるう。
シアを抱えていることにまったく頓着していないのか、右に左に激しく動くたびにシアの頭がぶんぶんと揺れる。
城壁の上からは、魔術師達がシア達の進行方向に魔術を放ち、前方に道を作ってくれている。けれど、そろそろ彼らの魔力も届かなくなるはずだ。