ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
「――エドさんっ、そこで南に折れてっ!」
背筋の力だけで、勢いよく上半身を持ち上げる。無理やり身体をねじって、南の方を指さした。
「わかった!」
エドは迷うことなく、シアの指示に従って進行方向を変化させる。
(――この人は)
シアは胸が痛くなるのを覚えた。
シアの言葉を疑わずに、まっすぐに魔物の中に飛び込んでくれる。
「――どいて!」
先方から出没してくる魔物が見える。シアは右手に魔力を集中し、一気に放出した。白く輝く光が迸る。
圧倒的な魔力の前に、魔物が一気に消滅する。連発はできないが、このくらいなら。
その先、一瞬開けた空間に見えたのは、真っ黒な石のようなものだった。そこらへんに転がっていれば、単なる石とまったく変わりないように見えるだろう。
そこから黒い靄のようなものが立ち上ったかと思ったら、新たな魔物が姿を見せる。
「次、魔物を消滅させます。そしたら、一気にあの岩ぶった切ってください。見た目ほど硬くないので」
「――わかった」
背筋の力だけで、勢いよく上半身を持ち上げる。無理やり身体をねじって、南の方を指さした。
「わかった!」
エドは迷うことなく、シアの指示に従って進行方向を変化させる。
(――この人は)
シアは胸が痛くなるのを覚えた。
シアの言葉を疑わずに、まっすぐに魔物の中に飛び込んでくれる。
「――どいて!」
先方から出没してくる魔物が見える。シアは右手に魔力を集中し、一気に放出した。白く輝く光が迸る。
圧倒的な魔力の前に、魔物が一気に消滅する。連発はできないが、このくらいなら。
その先、一瞬開けた空間に見えたのは、真っ黒な石のようなものだった。そこらへんに転がっていれば、単なる石とまったく変わりないように見えるだろう。
そこから黒い靄のようなものが立ち上ったかと思ったら、新たな魔物が姿を見せる。
「次、魔物を消滅させます。そしたら、一気にあの岩ぶった切ってください。見た目ほど硬くないので」
「――わかった」