ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
きっと、エドにも気持ち悪がられる。
最後の瘴気が消えた瞬間、目の前が一瞬暗くなったような気がした。魔力の使い過ぎだ。
エドがそっとシアを地面に下ろす。
周囲からは、魔物は一掃されていた。
残されているのは、えぐれた地面に、踏みにじられた草。それさえなければ、昨日、いや、今朝までの平和な光景となにひとつ変わりがなかった。
シアの身体の中で瘴気が浄化されていくに従い、髪も瞳も、元の輝きを取り戻していく。
「……聖女?」
目を大きく見開いたエドが、茫然とつぶやく。その言葉に、胸が抉られたような気がした。(もう、ベラさんの店には行けないな……)
「――ごめんなさい」
口をついて出たのは詫びの言葉。
今まで、だましていてごめんなさい、と。ポーション職人じゃなくて、聖女だった。
けれど、続くエドの反応は、シアが予想していたものとはまったく違っていた。驚愕の表情が、次の瞬間、顔全体をくしゃっとさせた大きな笑みへと変化する。
「すごいな! シア!」
「――え?」
「まるで、聖女みたいだ。アキ、お前もそう思うだろ? ポーション職人すごいな!」
最後の瘴気が消えた瞬間、目の前が一瞬暗くなったような気がした。魔力の使い過ぎだ。
エドがそっとシアを地面に下ろす。
周囲からは、魔物は一掃されていた。
残されているのは、えぐれた地面に、踏みにじられた草。それさえなければ、昨日、いや、今朝までの平和な光景となにひとつ変わりがなかった。
シアの身体の中で瘴気が浄化されていくに従い、髪も瞳も、元の輝きを取り戻していく。
「……聖女?」
目を大きく見開いたエドが、茫然とつぶやく。その言葉に、胸が抉られたような気がした。(もう、ベラさんの店には行けないな……)
「――ごめんなさい」
口をついて出たのは詫びの言葉。
今まで、だましていてごめんなさい、と。ポーション職人じゃなくて、聖女だった。
けれど、続くエドの反応は、シアが予想していたものとはまったく違っていた。驚愕の表情が、次の瞬間、顔全体をくしゃっとさせた大きな笑みへと変化する。
「すごいな! シア!」
「――え?」
「まるで、聖女みたいだ。アキ、お前もそう思うだろ? ポーション職人すごいな!」