ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
国王として謝礼をしたいと申し出たけれど、予想通り断られてしまった。
ヨアキムの手も借りて、若い女性が好みそうな品を贈ってみたけれど――国王として、なにも感謝の気持ちを示さないというわけにはいかなかったのだ。
扉を開くと鳴る、耳に馴染んだベルの音。
正面のカウンターには、シアがいた。彼女の顔を見たとたん、ほっとしてしまう。本当の姿で顔を合わせることは許されないのに。
「あれ、今日納品日だったか」
わかっていて、あえてそう言う。シアがうなずくのに、安堵した。
「先日来た時教えただろ?」
と、横から思いがけない声がする。ぱっとそちらを見たら、椅子に腰かけにやにやとしてこちらを見ているベラと視線が合った。
シアに店番をさせておいて、自分は横でティータイムを楽しんでいたらしい。
(――まったく、今言わなくても!)
たしかに前回この店を訪れた時、次にシアが来るのはいつかたずねたが、なにも本人の前で口にしなくてもいいじゃないか。
幸い、シアはベラの発言を気にしていないようである。
「そうだったか? じゃあ、ええと――」
ヨアキムの手も借りて、若い女性が好みそうな品を贈ってみたけれど――国王として、なにも感謝の気持ちを示さないというわけにはいかなかったのだ。
扉を開くと鳴る、耳に馴染んだベルの音。
正面のカウンターには、シアがいた。彼女の顔を見たとたん、ほっとしてしまう。本当の姿で顔を合わせることは許されないのに。
「あれ、今日納品日だったか」
わかっていて、あえてそう言う。シアがうなずくのに、安堵した。
「先日来た時教えただろ?」
と、横から思いがけない声がする。ぱっとそちらを見たら、椅子に腰かけにやにやとしてこちらを見ているベラと視線が合った。
シアに店番をさせておいて、自分は横でティータイムを楽しんでいたらしい。
(――まったく、今言わなくても!)
たしかに前回この店を訪れた時、次にシアが来るのはいつかたずねたが、なにも本人の前で口にしなくてもいいじゃないか。
幸い、シアはベラの発言を気にしていないようである。
「そうだったか? じゃあ、ええと――」