ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
今の声音、不自然ではなかっただろうか。たしかに冒険者エドとしては、国王からなにも褒美がないのは不自然だ。
「俺は、金貨を――武器も防具も、自分に必要なものは揃っているからな」
「アキさんは?」
と、シアが肩越しにエドの後ろを見る。そこには、ヨアキムが立っていた。彼もまた、回復ポーションを手にしている。
彼が持っているのは、シアのポーションだった。
「これ、会計してもらえますか。俺もご褒美はもらいましたよ――俺は、実家に仕送りをしましたが」
「わあ、実家に仕送り! アキさんって家族想いなんですねぇ」
と、シアがヨアキムに感心したような目を向けるのが少しばかり気に入らない。
(――なんて、考えてもしかたないか)
ヨアキムは、実際、実家に仕送りをしているのだ。
彼の父の領地は、今年魔物に襲われ、甚大な被害を出してしまった。
魔物の出現が多い地域ではあるのだが、魔物に対する備えを厚くする必要があると、大々的な工事を始めたらしい。
それで、ヨアキムがいくらか資金援助しているそうだ。それを聞いたので、エドからも少し援助しておいた。
「シアはなにをもらったんです?」
「俺は、金貨を――武器も防具も、自分に必要なものは揃っているからな」
「アキさんは?」
と、シアが肩越しにエドの後ろを見る。そこには、ヨアキムが立っていた。彼もまた、回復ポーションを手にしている。
彼が持っているのは、シアのポーションだった。
「これ、会計してもらえますか。俺もご褒美はもらいましたよ――俺は、実家に仕送りをしましたが」
「わあ、実家に仕送り! アキさんって家族想いなんですねぇ」
と、シアがヨアキムに感心したような目を向けるのが少しばかり気に入らない。
(――なんて、考えてもしかたないか)
ヨアキムは、実際、実家に仕送りをしているのだ。
彼の父の領地は、今年魔物に襲われ、甚大な被害を出してしまった。
魔物の出現が多い地域ではあるのだが、魔物に対する備えを厚くする必要があると、大々的な工事を始めたらしい。
それで、ヨアキムがいくらか資金援助しているそうだ。それを聞いたので、エドからも少し援助しておいた。
「シアはなにをもらったんです?」